2025.11.30___数えられること
論文を書いているときにいつも迷うのが、使っている名詞がCountableとUncountableどっちに分類されるのか。英文法書を見てみると普通uncountableとされる名詞でも使われ方・状況によってはcountableとなる、ということなので、結局「場合による」らしく何の参考にもなりませんでした・・・。そしていつも迷うのが「photon」はcountableなのかuncountableなのか。光を波としてとらえればuncountableで粒子としてとらえればcountableになるんでしょうか。英語の勉強のはずがいつの間にか量子力学の話になっている気がしますが誰かわかる人教えてくれると助かります。
昔合気道家の内田樹の本が好きでよく読んでいたのですが、その中で数えられることを追求することは堕落であるみたいな話がありました。例としてバレエ競技(踊るやつ)について書かれていたのですが、バレエ競技で自由練習をさせると回転する練習をする人が多く、そこにバレエの堕落が見て取れる、とのことでした。自由に練習させると皆回転する練習ばかりするのはなぜかというと、まさに回転という動きは「数えられる」からだそうです。肉体による美の表現というバレエの本質的探求から逃れて「数えられる」評価軸に逃げ込むことがまさに堕落であるというお話でした。これを研究に置き換えた場合、「数えられること」は何になるんでしょうか。IF, 論文数, 受賞数, 引用数・・・とか?
私個人としては、研究キャリアの序盤に「数えられること」を求めることは「あり」だと思っています。また評価方法の一つとして用いることもありだと思っていますが、それが主軸になるとまずいと思っています。「数えられること」について個人がどう向き合うかを考えると、あくまでも最低限の自信をつけて勢いをつけるための道具として「数えられる」評価を利用するのが一番で、それが本質ではないことを理解していればそれでいいかと考えています。

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